長野県長野市七瀬南部に開業したコーヒー豆自家焙煎店「ジオグラフィー」の店主が、開業準備からコーヒーのマメ知識、移住生活までいろいろとつづっています。

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ベトナム「ダラット イエローブルボン」(中深煎り)発売!
※2/12:完売となりました。

スポット販売(数量限定)となりますが、当店初登場のベトナムのコーヒー豆です。


ベトナム ダラット イエローブルボン
生産国:ベトナム
産地:ラムドン省ダラット市
生産者:市内の生産者組合員の中でも高品質のイエローブルボン栽培に取り組む農家
栽培地標高:1610m
品種:イエローブルボン
精選方法:ウォッシュド
これは、アラビカ種の中のイエローブルボンという栽培品種で、ベトナムの避暑地として古くから有名なダラットで栽培されたものです。

ベトナムでは、コーヒー豆生産のほとんどがカネフォラ種(ロブスタ)で、アラビカ種は4〜5%しか生産されていません。詳細は下記の補足をご覧いただくとして、今回はその希少なアラビカ種のイエローブルボンのコーヒー豆を販売します。

ダラットでも多くの農家がロブスタを栽培していますが、通常のコモディティ品として低価格でしか取引されないベトナムのコーヒー豆の価値を上げるため、地域の一部農家がアラビカ種の栽培を始めました。そしていろいろな品種を試した中でたどり着いたのがこのイエローブルボンでした。栽培方法や熟度の統一など、高品質なイエローブルボンの栽培に取り組む農家が栽培したコーヒー豆が、この「ダラット イエローブルボン」になります。

さてその味ですが、当店では中深煎りにしており、酸味も苦味もほとんどなく、カカオ感にブラジルのコーヒーを思い浮かべる方もいるかもしれません。甘みとコクがあり、温度が下がってくるとブドウのような果実感もほのかに感じられます。

数量限定の販売となりますが、ぜひ一度味わってみてください。


【補足】
ベトナムのコーヒーと言うと、くせのある苦い深煎りコーヒーに練乳を入れたものを想像するかもしれません。そのような、いわゆるベトナムコーヒーは、カネフォラ種ロブスタのコーヒー豆を使っており、通常自家焙煎店で販売しているアラビカ種とは香味が異なります。

実はベトナムは世界第2位のコーヒー生産国(*1)ですが、生産されているのはほとんどがカネフォラ種ロブスタで、アラビカ種はほんの4〜5%のみ(*2)です。

このロブスタは、アラビカに比べれば標高が低い場所や、気温が高い場所でも栽培でき、耐病性や収量(1本の木になる実の量)の点でも優れています。

しかしながら香味の点でくせがあり劣るため、アラビカ種のようにストレートで楽しむことはあまりなく(生産国ではストレートで飲まれているところもあります)、取引価格も低価格です。

最近では栽培方法や精選方法(コーヒーの実からタネを取り出して乾燥してコーヒー生豆を作る工程)で工夫をし、ロブスタでも独特の香味を引き出そうとする取り組みが行われていますが、まだまだほんの一部です。

ロブスタの主な用途は、インスタントコーヒー、缶コーヒー、あるいは低価格のレギュラーコーヒーへのブレンドとなっています(「アラビカ100%」などとうたわれているものには入っていません)。また、その苦味を生かすためにエスプレッソのブレンド用に使われることもあります。


*1:国際コーヒー機関の統計(輸出国ごとのコーヒー生産量)より
http://www.ico.org/prices/po-production.pdf

*2:米国農務省が発行している各国の農水産物情報報告書『GAIN Report』のベトナムの2019年のコーヒーに関する報告より
https://apps.fas.usda.gov/newgainapi/api/report/downloadreportbyfilename?filename=Coffee%20Annual_Hanoi_Vietnam_5-20-2019.pdf
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