長野県長野市七瀬南部に開業したコーヒー豆自家焙煎店「ジオグラフィー」の店主が、開業準備からコーヒーのマメ知識、移住生活までいろいろとつづっています。

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いい日旅立ちセット「コロナが落ち着いたら長野に来てね」発売!
本日よりしばらくの間ネットショップにて、本とコーヒー豆のセットを販売いたします。

セット名“いい日旅立ちセット「コロナが落ち着いたら長野に来てね」”の通り、コロナが落ち着いて旅行ができるようになったらぜひ長野に遊びに来ていただきたいと思い、その旅立ちに良い日に備えて長野のさまざまなことに関する本をコーヒー豆100gと一緒に販売することにしました。

5月14日、39の県で緊急事態宣言が解除されましたが、都道府県をまたいで自由に移動できるようになるまでにはまだしばらく時間がかかりそうです。しかし、その日はもちろん必ずやってきます。いろいろと我慢を強いられる中、先行きの見えない不安を抱え、日々生活するだけで手一杯。そんな方も多いと思いますが、たまには「その日」のことを頭に浮かべたり、コロナ後の計画を考えてみたりするのも、気分転換になるかもしれません。

▼本は、長野移住歴2年ちょっとの店主が気ままにセレクトしています。


●コーヒー豆は特別価格で指定銘柄から選択
コーヒー豆は次の5種類の銘柄からお選びいただけます。ただし、銘柄は変更になることがあります。
【中煎り:ルワンダ】 コプロカWS ブルボン(通常630円)
【中深煎り:パプアニューギニア】キガバー農園(通常630円)
【中深煎り:ブラジル】サントアントニオ プレミアムショコラ マイルド(通常590円)
【深煎り:コロンビア】ラスフローレス農園EX(通常580円)
【深煎り:ブラジル】サンタカタリーナ農園 キャラメラード(通常600円)


コーヒー豆の価格は、通常価格は上記の通りですが、今回はセットということで特別価格でどれでも550円(旅にゴーということで・・・)となります。豆によっては通常よりも80円もお得になります。

●本は地元書店に行って仕入れてきます

最初は本6種類と冊子1種類をご用意しています。本は地元の書店から都度仕入れるという形をとっていますので、善光寺門前ガイド冊子『続 古き良き未来地図』以外は在庫は1冊のみです。在庫がなくなった場合、ジオグラフィー店主が書店に直接買いに行きますので、しばらく在庫補充できなかったり、別の本に変わる場合もありますが、ご容赦ください。

●セットの価格について
セットの価格は、「本の価格+コーヒー豆の価格550円」となります。本の価格はそれぞれ異なりますので、ネットショップで各セットの価格をご確認ください。


●最初の7種類
以下、初回販売分の本のご案内です。店主の好き勝手な説明+出版社等のリンク先(画像をクリックでジャンプ)の説明なども参考にしてください。コーヒーは不要、本だけ欲しいという方は、お近くの書店に注文するか、各本のリンク先やその他ネット書店などでも購入できますのでご利用ください。

『おやき56の質問』1210円
(柏企画/編集・発行、2006年7月)

ジオグラフィー店主は、2年と少し前に長野に移住してきました。その時、スーパーでいろいろなおやきが売っているのを見て長野を実感しました。その後、おやきだけを売っているおやき屋さんがちょこちょこ町中にあったり、ホームセンターの休憩コーナーやコンビニでもおやきが売られているのを発見してびっくりしました。しかし一言でおやきと言っても、県内各地域で特徴があるそうです。また、もともと家庭の味だった物が、一般に商品として広がるようになるまでには少し時間がかかったそうです。おやきの基本的なことから、長野県民でも知らないようなマニアックなことまで、疑問に答えてくれる一冊です。

『おやきの教科書』1760円
(小出陽子/著、宮崎充朗/監修、信濃毎日新聞社、2019年7月)

長野に来るまでは、おやきはふかしたものしか知りませんでした。ましてや、皮(生地)もいろいろなものがあることは知らず、スーパーに並んでいるおやきを食べて異なる食感の生地があることを発見しました。この本の半分ほどを占めるのが、その生地の作り方です。異なる材料(中力粉、強力粉、白玉粉、ぬるま湯、水など)と加熱方法(焼く、ふかす、その組み合わせ)でのレシピが紹介され、こんなにたくさんあるものかとびっくりしました。もちろん具のレシピも、伝統的なものから今風のものまでたくさん載っています。

『信州高原トレッキングガイド〔増補改訂版〕』1760円
(日野 東/写真・文、信濃毎日新聞社、2013年7月)

この本は、登山ガイドではありません。健脚向きの山登りではなく、自然観察や写真撮影をしながらのんびり歩けるトレッキングコースを紹介している本です。写真が豊富で、こんな場所に行ってみたい、こんな風景を見てみたいと感じ、高原に出かけたくなります。トレッキング初心者の方にも安心な、準備とマナーの説明や、写真を使ったコース案内も掲載しています。コースは、家族連れ向き(初心者や小学生程度の子ども連れ向き)と一般向き(標準的な体力を持つ大人向き)の2つの難易度があります。コロナさえ落ち着けば、新緑の季節にはもう遅いですが、夏のさわやかで涼しい高原に、マスクを外して思いっきりおいしい空気を深呼吸をしにぜひお出かけください。

『信州善光寺案内』1320円
(善光寺事務局/監修、しなのき書房、2009年4月)

いつも賑わっていた善光寺と門前町ですが、最近は緊急事態宣言もあって仲見世も表参道沿いの店も休業の店がほとんどで、通る人もまばらです。創建から1370年あまりの善光寺は、これまでもきっと、災厄に見舞われて同じような状態になった門前町を見守ったこともあったでしょう。この本には、善光寺の由来から周囲の宿坊の案内、建築物の写真からご開帳の説明まで、善光寺参拝に必要なことはすべて載っており、長野駅から善光寺に続く表参道の折りたたみ地図も付いています。来年は数え年で7年に1度のご開帳があります。今はこの本で予習をして、そしてコロナの禍を乗り越えて、ぜひ来年はご開帳にお越しください。

『信州の日本酒と人』1760円
(朝日新聞長野総局/編著、川辺書林、2018年10月)

この本は、朝日新聞長野県版に2016年1月1日から2017年11月10日まで連載された「酒もよう」という連載記事から酒蔵の記事を一部加筆修正してまとめたものです。54の酒蔵が掲載されています。酒蔵ではどんなこだわりと環境でどんな日本酒を造っているのか、日本酒好きには重要な情報ですが、それに加えて人にも焦点を当てています。作り手の考え方、経験や苦労話などは、日本酒を飲んだ時に、その味にさらに深みを与えてくれそうです。

『信州の発酵食』1320円
(小泉武夫・横山タカ子/著、しなのき書房、2016年1月)

千曲川の堤防決壊など長野市にも甚大な被害をもたらした昨年10月の台風19号。ジオグラフィー店主は、その後にボランティアとして長野市南部で物置小屋の片付けなどを行いました。私が派遣されたのは、母屋は床上浸水は免れたものの、物置小屋は床上まで水が来て水浸しとなってしまったという高齢夫婦のみのお宅でした。作業依頼は、このご夫婦が処分する物を判断するにあたり、物置小屋の中にあるものを全部外に出してほしいというものでした。いろいろな物がありましたが、印象に残ったのは、プラスチックの漬け物桶や立派な陶器のかめが結構あったことでした。いくつかは漬け物が入っていましたが、残念ながらその中も水浸しになっていました。この本では、今でも自家製が少なくない漬け物をはじめ、味噌やしょうゆ、日本酒などを信州の「文化」として説明し、実際の作り手(製造企業や名人)の紹介、レシピも収録されています。発酵食が、長野の自然環境、暮らし、農産物からできている食文化であることを教えてくれます。

『続 古き良き未来地図』100円
(オープンアトリエ「風の公園」/企画・製作、TOMOYAARTS/イラスト、風の公園出版/発行、2018年3月)

善光寺門前町の古民家や空き屋などをリノベーションしたカフェ、レストラン、雑貨店などが載ったコンパクトなガイドです。特に興味深いのは、各店舗の改装時の改装費用とセルフビルド率、その建物の築年数が載っていることです。このユニークなガイド片手に門前町を歩くと、面白さはきっと数倍になるでしょう。お店の人との会話も弾みます。

●セット販売はネットショップ限定
このセットは当店店頭では販売しておりません。長野市内や近隣の方は、市内の書店に在庫がある場合もありますので、各書店にお問い合わせください。
※『続 古き良き未来地図』は実店舗でも1冊100円で販売していますが、セット販売価格にはなりません。

●発送は2個口になる場合も
このセットの発送は、他の販売物同様クリックポストになります。ご注文内容や本によっては2個口になる場合もありますが、送料は今のところ5月31日までは無料ですので、1個口でも2個口でも無料となります。

以上がセットの詳細となります。

このセットはネットショップ限定で実店舗では販売しておりません。ご注文はネットショップからお願いいたします。



お時間のある方はこちらもご覧ください。
◆このセットを考えた理由

在宅勤務、ステイホームなどが増えるにつれ、巣ごもり需要という言葉を聞くようになりました。そしてネット販売でも、巣ごもりセットなるものが売り出されるようになりました。

巣ごもりセットは、外出できない今の家での時間を豊かに過ごすためのものと思い、当店でも何かセットを作ろうと考えました。ちょうどその頃ニュースで、今の時間を資格取得の勉強に使っている人たちもいると聞き、ままならない今の時間をコロナ後のために使うのはいいなと感じました。

また一方で、4/21のブログ記事にも掲載したこの写真のようながらがらの長野駅(4/20の11時ごろ)からも分かるように、長野の観光地や観光産業は大きな打撃を受けています。その影響は、もちろん観光産業のみならず、交通機関や飲食店、一般の小売店などにも広がっています。そして多くの方が、もちろん海外からの旅行者も含め、楽しみにしていた旅行計画を中止し、コロナ禍の中で我慢を強いられています。


いつもなら多くの人々、そして国内外の観光客で賑わう長野駅や駅前、そして善光寺など。他の場所からやってくる人々が途絶えた寂しさを感じながら、当店の巣ごもりセットをどうしようかと考えていた時、頭に浮かんだのが山口百恵さんの歌のタイトル「いい日旅立ち」でした。この歌は1978年の歌なので、若い方は知らないかもしれませんが、昭和感漂う歌謡曲で、しっとりとした感じでなんとなく旅に誘われる曲でした。こちらの曲ですが、動画はYouTube以外のサイトでの再生ができない動画でしたので、下のリンクをクリックしてYouTubeのサイト上でご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=SgJriXB6-1Y

この歌がはやっていた当時、私は時刻表を見て旅行計画を立ててみたり、電車に乗るのが好きな子どもだったのですが、この曲が当時の国鉄のCMに使われていたことを思い出しました。ネットで検索してみると、その動画がありました。(注:音が出ます)


そして気づいたのがそのさびの歌詞です。

ああ日本のどこかに
私を待ってる人がいる


こちらは歌詞が載っているサイトです。
http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l005cb3.html

この歌は、どこかにいる一人の人のことを指しているのかもしれませんが、私はいろいろなところでいろいろな人が待っていると思いました。

今回のコロナ禍では、人同士の接触が制限されており、それによってさまざまな問題が生じています。そして改めて思うのは、人間社会というものが、もちろん人間自身もですが、人と人との実際の接触なくしては維持できないものであるということです。いくらネットが発達しても、一生オンライン飲み会ではあまりにも寂しすぎますし、学校もずっとオンライン授業では、子どもたちの心身の成長に問題が出てくるでしょう。

オンラインではなく、リアルな世界で、お店はお客さんを待っており、お客さんはお店が開くのを待っています。学校は生徒を待っており、生徒は学校が再開されるのを待っています。農家は外国人技能実習生を待っており、外国人技能実習生は来日できる日を待っています。他の都道府県にいる家族、友人、知人に会いに行きたくても会えないという方も少なくないでしょう。また在宅勤務の方でも、たまには同僚たちに会いたいと思う方もいるでしょう。

旅もしばらくの間は、これまでよりも制限が多かったり気を遣ったりする必要が出てくるかと思います。しかしそんな中でも(そんな中だからこそ)、何かの縁で興味を持ってやってくる旅人をもてなしたい、そう思って待っている人はたくさんいます。

また、家族、友人、知人だけでなく、意識したこともない人、まだ出会っていない見知らぬ人も含めて、どこかであなたを待っている人がきっといるはずです。まだ先が見えず不安も大きいですが、再会や新しい出会いを楽しみに、このコロナ禍を乗り越えていこうではありませんか。
| 営業・販売・商品について | 08:28 | comments(0) | - |









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