長野県長野市七瀬南部に開業したコーヒー豆自家焙煎店「ジオグラフィー」の店主が、開業準備からコーヒーのマメ知識、移住生活までいろいろとつづっています。

<< 日替わり試飲再開&臨時休業(9月4日)のお知らせ | main |
【数量限定豆】ケニア「ニエリ キアマバラAB」(中煎り)について
8/29に発売した数量限定豆のご紹介です。

アフリカではキリマンジャロ山(5895m)に次ぐ第2位の高峰、ケニア山(5199m)。そのふもとにあるニエリ地区から届いたコーヒー豆です。

当店では中煎りにしており、甘酸っぱさが特徴的で、温度が下がるとその酸味がミカンのようにも感じられるかと思います。ただ、中煎りと言っても少し深めに焙煎しているので酸味自体はあまり強くなく、酸味が苦手な方でも飲みやすいと思います。

▼残暑の中、のどをうるおすお茶代わりに飲むアイスコーヒーにもぴったりの豆です。ケニアの国旗コースターとともに。


ケニア ニエリ キアマバラAB 770円/100g

生産国:ケニア
産地:ニエリ県カラティナ近郊
生産者:ムガガ農協に所属する910名の農家
栽培地標高:1600m
栽培品種:SL28、Ruiru11
精選方法:ウォッシュド(ケニア式)
産地はケニア山南麓からちょっと西のカラティナ(Karathina)近郊です。


この地区にあるムガガ農協。そこに1980年代に作られたのがキアマバラ・ファクトリーです。ファクトリーとはコーヒーの木の実(コーヒーチェリー)を処理するための精選所のことで、ここでコーヒーチェリーの選別から果肉除去、水につけての処理から乾燥まで、輸出に向けた処理を行っています。

▼キアマバラ・ファクトリーでは、アフリカンベッドと呼ばれる風通しの良い棚の上に豆を置き、一定の水分量になるまで乾燥しています。この木の枠の上にシートをひいて、その上で豆を乾燥させます。


今回のコーヒー豆の品種ですが、SL28とRuiru11という2つの品種が混ざっているものです。

SL28は、1930年代にタンガニーカ(現在はタンザニア国内)という場所で見つかった干ばつに強い品種です。ただ、病害虫には弱いという欠点があります。

Ruiru11は、カチモールという品種に、K7、L28、N39、ルーメスダンなどを掛け合わせて作られた交配種で、高収量、収穫がしやすい樹高、そして病害虫には一定の抵抗力があります。

品種情報については英語になりますが、興味のある方は次のリンクからWorld Coffee Researchのウェブサイトをご覧ください。
SL28    Ruiru11

豆の名前についているABですが、これは豆の大きさを表しています。ケニアでは豆の大きさによるグレードが採用されていて、特に大きな豆はEとされますが収穫量は非常に少なく、AA(7.22mmを超えるもの)とAB(6.80mmを超えるAと6.20mmを超えるBが混ざっている)をよく見かけます。さらに小さいサイズはC、TTなどがあります。

▼まだ熟す前の青い実です。


キアマバラ・ファクトリーは、単なる精選所ではなく、高品質な豆を栽培できるよう、農家向けのトレーニングやセミナーの実施、農業ハンドブックの配布も行っているそうです。

また、敷地内にモデル農園を設けてコーヒーの木を植えて、その時々で木の様子を見ながら農家へのアドバイスができるようにしているそうです。

▼ファクトリーでは、地区、農家、品種など、いろいろな豆のサンプルをテスト焙煎して味を確認しています。


農協付属のファクトリーは、単にコーヒーチェリーを処理するだけでなく、組合員の技術向上のためにも取り組み、コーヒー豆の品質向上を図るという役割も担っているのですね。



▼ケニアの国旗は、1963年の独立時に制定されたもので、黒(国民)、赤(独立のために流れた血)、緑(豊かな自然)の三色のストライプに、マサイ族の鉾と楯が描かれています。この国旗コースターは、ネットショップで販売中です。画像をクリックするとネットショップが開きます。

| 焙煎・豆について | 13:41 | comments(0) | - |









CALENDER
SMTWTFS
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
COMMENT
PROFILE
OTHERS
↑TOP