長野県長野市七瀬南部に開業したコーヒー豆自家焙煎店「ジオグラフィー」の店主が、開業準備からコーヒーのマメ知識、移住生活までいろいろとつづっています。
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ニューワールド2号という移住者
5月と思えない夏のような暑い日が続いていましたが、今日はひんやりとした空気と曇り空の長野市です。

今週、もっと夏に近いであろう沖縄から、コーヒーの木の苗木が届きました。

普段あまり意識することはないと思いますが、通常目にする茶色のコーヒー豆は、コーヒーノキ(アカネ科コフィア属)という木の実から種を取り出して乾燥させたものを焙煎してできるものです。

▼観葉植物用の土を買ってきて植木鉢に植え替え完了(店で育てています)
この苗木は、沖縄珈琲生産者組合が今年初めて主催した沖縄珈琲収穫祭へのクラウドファンディングへのお礼として届いたものです。

写真では少し分かりにくいかもしれませんが、苗木は葉の一部が茶色く枯れています。しかし、ツヤツヤの新しい葉が上から出てきており、木の状態は問題なく元気に育ってくれそうです。

この沖縄育ちのコーヒーの木について組合長の宮里さんに聞いてみると、なんと40年以上前にブラジルから持ってきて育てている木だそうです。品種は、アラビカ種に属するムンド・ノーボ(Mundo Novo)という品種だそうです。ムンド・ノーボは、1940年代にブラジルで発見された品種で、ティピカ種とブルボン種が自然交配したものです。

この「ムンド・ノーボ」とは、ポルトガル語で「新世界」という意味です。そのため、この沖縄育ちの系統はニューワールド2号と名付けられています(ニューワールド1号という別の系統もあるようです)。

40年以上前にブラジルから日本の沖縄という新世界にやってきたこのムンド・ノーボは、生産者の栽培の工夫や研究も経て、気候、自然環境、土壌も異なる沖縄の地でもうまく育って実が採れるよう代を重ねながら適応してきました。

こう考えると、このニューワールド2号もブラジルからの移住者で、しかもそれは新しい土地になじんだ移住成功者と言えるかもしれません。もちろん、一定の質と量を保った沖縄産コーヒーを収穫するのはまだまだ難しいようですが・・・。

このニューワールド2号の3兄弟・姉妹は、寒い長野でうまく育ってくれるのか。コーヒーの木が実をつけるまで少なくとも3年はかかります。3年後、長野産コーヒーで一息つけることを願って育てていきたいと思います。
| 日本産コーヒー豆 | 09:26 | comments(0) | - |









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